手紙を書く運動推進協会
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◆ 当協会発足にあたっての趣意書 ◆

 
 

− 発足にいたる背景と趣旨について −

NPO ブループラネット・ソサエティ
代表理事 平川貴子  副理事 清水博
東京都中央区東日本橋3-6-5 平野ビル4階

T. 背景と問題提起

  携帯電話やEメールの普及でそれら手軽な通信手段によるスピーディな情報のやり取りが可能となった今日、もはや手紙を書く機会は稀になっています。

  経済活動が活発化するにつれて、また日本経済がグローバル経済の中に組み込まれるにつれて社会全体に一層のスピード化が求められており、用件や気持ちを伝える手段としての手紙の役割は低下しているように見受けられます。

  ですが、手紙の役割は本当にそれだけでしょうか?

  平安の昔から日本人がもっていたふみ文化のなかで表現されている日本人らしい「間をもった表現」や、喜怒哀楽への共感、思いやりや気遣いなどを表現しまた理解する、それは言葉を選び推敲しながら自筆でしたためる手紙でこそ出来るのではないでしょうか。

  手紙は、封筒・便箋・葉書を買ってくる、内容を推敲する、書く、封筒に入れて出す、という行為自体の中に既に他者への気遣いが入っており、この点がEメールと異なる点です。

  自分を表現するという行為は確かにEメールや携帯メールでも可能ですが、手紙を書くことは更に自分の表現方法を高めます。内容を推敲し、手文字でしたためる、簡単に消去・訂正出来ない、その為には書く前に充分に自分の考えをまとめる、便箋・封筒は何を使おうか、などもっとトータルな自分を伝えることが出来ます。

  何よりも手紙は残ります。Eメールで数年前のもので何が残っていますか。例え心のこもったメールであっても保存はしていないケースが多いでしょう。心のこもった手紙なら大事に10年でも20年でもしまっておくのではないでしょうか。心の財産として。

  上記「ふみ文化」には紙そのものの美しさ、文様による季節感、など日本の風土が育ててきた伝統文化も含まれます。

  今日では手本となるべき世代の大人ですら手紙を書くことはほとんどなくなっており、次世代のこどもたちは手紙を書くというのはどういうことかを知る機会がなくなっています。このような時代の背景の中で国際人としての日本人を見るとどうなのでしょう。

  まず、日本人としてのアイデンティティの確立には伝統文化・社会への深い理解と自己表現力が欠かせません。手紙を書く行為はこれらを育てる手助けとなります。

  また、手紙は世界の各地に平和な時も紛争のある時も届けられる便利なものであることをみのがしてはなりません。手紙を書くことの体験は、将来次世代のこどもたちが世界のどこにあっても自在に自分を表現することを可能とします。双方向に書くことで他の異質な文化や民族を理解し、交流することを恐れない人となるでしょう。

 

U. 趣旨ならびに構想

  以上に述べた問題意識から私達は次のような構想にもとづいて、日本の伝統文化と心を次世代に伝承したいと考え、手紙を書く運動推進協会の設立を計画致しました。

  協会として、次世代の子供たち、青年や大人の方々にふみ文化教育運動を実践して行きます。この運動は日本に豊かで強い未来をもたらすものと確信しています。

  私達が運動を行うにあたっては、下記の4点の実現に必要な企画と実行を行うものとします。

  1. 手紙を書く行為を通じ、漢字および日本文化への理解、自分の感情、思考を咀嚼し表現する力、相手への気遣い、社会への関心、等を養う。
  2. 手紙を出す行為を通じ、周囲の人々(親族、地域、学校)ひいては社会との結びつきを強める。
  3. 海外との手紙のやり取りにより、語学力、異文化への理解と親近感を養う。逆に海外の人々にとっては日本・日本人が近い存在となり相互理解を助ける。即ち、異なる立場や文化や国家への理解と協調が可能となり、より豊かで包容力ある心の次世代が育成される。
  4. 生徒や学生の環境教育支援をする。

 

V. 運動計画

1.小・中学校での手紙を書く運動の推進。
  (例:毎朝10分子供達が身内・友人にハガキを一枚書く。毎月課題を設定する。季節感を持たせる等。)

2.NPO、ボランティア団体との連繋:

  既活動決定グループ
  (*海外交流グループ)
  ・SHRET 難民教育基金支援 聖心女子大 (*アフガン難民キャンプ)
  ・桜を植える会
  ・日光市と川崎市のみどりによる地域交流推進プロデューサー
  ・日光小学校、川崎小学校
  ・NPO 地球の緑を育てる会「どんぐりで千年の森づくり」 (*中国)
  ・丸の内さえずり館(三菱地所) 野鳥の会
  ・NPO こんぶサミット(鹿児島大学水産学部、高知大学、長崎)
  ・NPO にわとりの会 (*ネパール、チベット、ハイチ、モンゴル)
  ・鹿児島県曽於郡志布志町、有明町、有明町教育委員会、串良小学校
  ・早稲田大学グリークラブ

  活動参加予定団体
  ・東京八王子純心女子学園 中学校
  ・飛び出せ学級教室

  予定賛同企業・団体
  ・三菱商事
  ・高輪ロータリークラブ
  ・ダイヤモンド経営者倶楽部
  ・東京商工会議所
  ・東京青年会議所
  ・あずさ監査法人
  ・新潟県
  ・千葉県
  ・サンケイ新聞社
  ・慶応義塾大學SFC研究所 卒業生
  ・神野会計事務
  ・神奈川 読売広告社

3.その他
  俳句・和歌の会、書道の会、写経の会、香道等伝統文化に由来する言葉・書に関わる団体に協力を呼びかける。

 

W. 結び

  「お手紙を書く運動」は、国内外の人々が手紙を書くことを通して伝統文化・歴史への理解、社会との連繋、自己表現の重要性を再発見するよう手助けするものです。手紙文化を次世代へと確実に継承させる継続的運動となることを確信しここに本活動の提案をします。

  この運動は将来必ずやわが国と世界の相互発展延いては世界平和に貢献するものと信じます。なにとぞ、この趣旨にご賛同の上熱意あるご支援ご鞭撻をお願いする次第です。

 
     
 
手紙を書く運動推進協会